低い自己肯定感(自尊心)を高める画期的な方法

「自己肯定感が低いのは憂鬱気質が原因かも?」生きづらさを感じている人必読!!自尊心回復方法の決定版!!

5/7 憂鬱質との付き合い方の工夫

自尊心を高くする努力なんてしなくていい、
むしろ努力なんてしてはいけない

 

このブログは全7回で完結する自尊心回復のプログラムです。
順に下層ページを1/7~7/7まで読んでください。

※7ページは長すぎるという人のために、切り口を変えた気質学の1ページをアップしました。是非読んでください。

明るく積極的=⭕️、内気で引っ込み思案=✖️は大間違い!

 


●憂鬱質が自尊心を下げてしまう4つの特長

憂鬱質が自尊心を下げてしまう仕組みを紐解くと、憂鬱質特有の4つの特長が複雑に絡み合っている事がわかってくる。その4つの特長とは、

1.ネガティブな事にばかり目がいく

2.自分を責める、嫌う、恥じる

3.常に正しくあろうとする(真面目)

4.白黒で考える


1つ目の「ネガティブな事にばかり目がいく」というのは一種の防衛本能が原因だ。生命に関わる防衛本能というのはかなり強い力があるのでここをどうにかする事は出来ない。いくら「ポジティブシンキングをするべきだ」と自分に言い聞かせてももどうにもならない。

2つ目の「自分を責める、嫌う、恥じる」は憂鬱質が自尊心を下げてしまう直接の原因と言えるモノだ。これもまた理屈ではなく憂鬱質にある特長の一つだから、いくら「自分を責めるのはやめるべき。自分を好きになるべき。自信を持つべき。」と自分に言い聞かせても変えられないだろう。

3つ目の「常に正しくあろうとする(真面目)」というのは2つ目の「自分を責める、嫌う、恥じる」を生む原因でもある。つまり常に正しくいられない自分を責めるし、嫌うし、恥じるのだ。しかし同時に憂鬱質の長所でもあるのでそもそも変えるべきではないだろう。

もし何かの工夫が出来るとしたらそれは4つ目だ。
4つ目の「白黒で考える」というのは憂鬱質の「論理的思考に長けている」という長所から生まれた二次的な特長と言える。理屈で考える人は無意識のうちに物事に白黒をつけてしまう。理屈が通っているか通っていないか?正しいか間違いか?善か悪か? つまりこの「白黒で考える」という特長は理性から生まれた特長なのだ。理性で生まれた特長だから理性でコントロール出来る。

ここをコントロールするというのは「自分を別人格にしようとする」のとは全く違う。ただ物事の捉え方を変えるだけだ。しかも憂鬱質はそもそも論理的思考に長けているので、それほど無理なく変える事ができるはずだ。


●二元論を全て否定しろ

ポジティブシンキングを執拗に勧めてくる人は、あらゆる理屈を駆使してそれが正しいのだと主張する。なるほどその理屈には説得力があるし一理も二理もある。だがそれと同じだけネガティブシンキングにも長所があると私は考える。例えば危機管理という点ではネガティブシンキングの方が頼りになる。ネガティブな人はポジティブな人とは全く違った角度で物事を見ることが出来る。物事を否定的に見ることから見えてくる真実は沢山ある。ネガティブな姿勢から得られる深い洞察というモノがあるはずだ。

世の中の人がみんなポジティブシンキングをしていたらアクセル全開で暴走してしまうに違いない。ネガティブシンキングが出来る人は、そうした暴走を食い止める事が出来る、ブレーキの役割を果たす事が出来るのだ。ポジティブな人、ネガティブな人、どちらが善で、どちらが悪というモノではない。どちらも大切な社会の構成員なのだ。両方がいて社会は均衡を保てる。つまりポジティブシンキングもネガティブシンキングもそれぞれに役割があるだけで、どちらが上でどちらが下というモノではないし、もちろん善悪でもない。

そう考えたら世の中は全て善悪では片付けられない事に気がつくはずだ。

笑顔が善で、憂鬱顔が悪も、
楽しいが善で、苦しいが悪も、
幸せが善で、不幸が悪も、
社交的が善で、引っ込み思案が悪も、
有能が善で、無能が悪も、
度胸が据わっているのが善で、臆病が悪も、
自信があるのが善で、自信が無いのが悪も、
ほめ上手が善で、ほめるのが下手なのが悪も、
成功が善で、失敗が悪も、
優しいが善で、冷たいが悪も、
性格が明るいのが善で、暗いのが悪も、
強いのが善で、弱いのが悪も、
おおらかが善で、神経質が悪も、
前向きが善で、後ろ向きが悪も、
器が大きいのが善で、小さいのが悪も、
気分が晴れているのが善で、曇っているのが悪も、
自分の事が好きが善で、嫌いが悪も、
自尊心が高いのが善で、低いのが悪も、

まだまだあるが、とにかく世の中で二元論化されてしまっているほとんど全ての価値観が間違いだ。全ては役割なんだ。善悪ではない。

これが分かれば4つ目の特長が薄れる。4つ目が薄れると、3つ目の「何が正しいのか」が薄れ始める。3つ目が薄れると2つ目の「常に正しくいられない自分を責める、嫌う、恥じる」が薄れてゆく。

例えば、ポジティブシンキングが善と信じて疑わない時は、常にポジティブシンキングを実行しようと考えて、結局ポジティブになりきれない自分を責めて、嫌って、恥じていた。
それがポジティブシンキングが必ずしも善というわけではないと分かると、無理して常にポジティブシンキングを実行しようとはしなくなる。ありのままのネガティブな自分でいられるようになる。結果、無駄な「自分を責める、嫌う、恥じる」が無くなるというわけだ。

簡単に言ってしまえば、開き直ってありのままの自分を認めてしまえば、無駄に自分で自分を傷つける事が無くなるというわけだ。

全てを理屈で論破するのは面倒だ。思い切って開き直ってしまえ。

笑顔が苦手で悪いか!? 
楽しむのが苦手で悪いか!? 
不幸で悪いか!? 
引っ込み思案で悪いか!?
無能で悪いか!? 
臆病者で悪いか!? 
自信が無くて悪いか!? 
ほめるのが下手で悪いか!? 
失敗ばかりで悪いか!? 
冷たい人で悪いか!? 
性格が暗くて悪いか!? 
弱くて悪いか!? 
神経質で悪いか!? 
後ろ向きで悪いか!? 
器が小さくて悪いか!? 
気分がいつも曇っていて悪いか!? 
自分の事が嫌いで悪いか!?
自尊心が低くて悪いか!?

悪くなんか無い。そのまんまで生きてやれ! 自尊心を高める為に努力なんて一切する必要は無い。いや、むしろ努力なんてしてはいけない。努力を勧めている自己啓発は全てデタラメだ。そのままでいい。そのまんまで全てOK!だ。ここでいうOK!というのは善という意味ではない。社会の中の重要な役割を担っているかけがえのない存在だという意味でOK!なのだ。


●社会は調和
憂鬱質は杓子定規に考える癖がある。いつも「○○であるべき」と考える。しかし社会はそんな風には出来ていない。真面目なやつもいれば、不真面目なやつもいる。優しいやつもいれば、冷たいやつもいる。強いやつもいれば、弱いやつもいる。みんなかけがえの無い存在なんだ。色々なやつがいてそれで社会は均衡を保っている。調和しているんだ。善悪ではない。みんなOK!。そしてあなたももちろんOK!だ。


●社会は一枚の絵
社会を一枚の絵と考えて、人はそれぞれの色と考えよう。社会という絵は色々な色が調和する事で出来ている。そう考えれば分かるはずだ。色に善悪なんてない。赤が善で青が悪ということはないだろう。緑が善で紫が悪ということも、白が善で黒が悪ということもない。みんなそれぞれに絵を構成する重要な役割を果たしているだけだ。そしてあなたはあなたという唯一無二のかけがえの無い色なんだ。それぞれがそれぞれの色を放ち、社会という一枚の絵のなかで調和している。善悪なんてない。どの色も全てみんなOK!なんだ。

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次は気質学ついて詳しく書きます。