低い自己肯定感(自尊心)を高める画期的な方法

「自己肯定感が低いのは憂鬱気質が原因かも?」生きづらさを感じている人必読!!自尊心回復方法の決定版!!

2/7 低い自尊心は憂鬱質が原因!?

あなたの自尊心が低いのは「育てられ方」ではなくて、
あなたの持って生まれた気質が原因かも!?

 

このブログは全7回で完結する自尊心回復のプログラムです。
順に下層ページを1/7~7/7まで読んでください。

 ※7ページは長すぎるという人のために、切り口を変えた気質学の1ページをアップしました。是非読んでください。

明るく積極的=⭕️、内気で引っ込み思案=✖️は大間違い!

 

 

●カウンセリング体験

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私は今まで数えきれない程の自己啓発の本を読み、低い自尊心を高めようと努力して来た。しかしどの方法もダメだった。自尊心を高めるどころか挫折体験が増えて余計に自尊心を下げるばかり。そしていよいよ自力ではどうにもならないくらい落ち込んだ時にとうとうプロのカウンセラーの窓を叩くことになった。

 

●専門家は頼りにならない
カウンセラーは最初にこう質問した。「誰に、あなたはダメだと教えられましたか?」その質問を聞いてとてもおかしな質問だと思った。「誰にも教えられてなんていません。生まれたときからそういう素質があったと感じています」と答えると、「物心ついていない子供が自分はダメだなんて思うわけがありませんよね」と言い返された。その時の私は即座に反論出来なかった。次にカウンセラーはこう質問した。「ご両親に厳しく叱られた記憶はありますか?」でも私には特別な叱られ体験なんて無い。又、特別ないじめられ体験も無い。カウンセラーは続いてこう質問した。「ご自分の何がダメなんですか?」どうやらカウンセラー自身は十分な自尊心を持っているらしいく、自尊心の低い私の気持ちが的確にイメージできない様子だった。
結局全くピントはずれのカウンセリングを一時間半受け、それに三万円も払わされた。
そのカウンセラーはその世界では著名な方らしく、日本ではその人しか持っていない免許まで持っていた。そんな人の力を借りても抜け出せないこの苦しみに絶望を覚えると同時に「もう専門家になんて期待しない。専門家なんて結局教科書で勉強したことを元にカウンセリングし、更にその体験から本を書いているだけで、彼らが実際に自尊心が低いわけではない。自尊心の満ち足りている人にはどうやっても分からない事がある。実際に自尊心が低い人間こそが、自尊心について語るべきだ」と考える様になった。

 

●親の育て方が原因?
専門家と呼ばれる人たちは、この問いに「幼児期、幼少期の親の育て方に問題があったのだ」と主張している。どうやらそれが現代の定説のようだ。カウンセラーも仕切りにこの定説に私を当てはめようとしていた。しかし私にはこの定説は全くピンとこない。少なくとも私には当てはまらない。私の実感としては、もともと自尊心が低くなりやすい素質を持っていたため、自尊心が低くなったという感じなのだ。決して親の育て方なんかじゃない。どの親の元で育てられても、私が私であるかぎり自尊心が低くなったに違いない。

 

●成功体験が少ないため?
成功体験が少ない。あるいは挫折体験が多いと、自尊心が低くなるという説もある。これは一理あると思う。しかし、そこでいう成功体験の数というのは、物理的な数ではない。問題は本人がどう感じているかによって決まるのだ。例えば客観的に見て十分に社会的成功をおさめているように見える人が「自分は挫折ばかりの人生だ」と感じている場合もあるし、その逆に悲惨な状況に置かれているように見える人が自分に十分満足している場合もある。つまり物事をいつも悲観的に見る人からすると、どんな人生も挫折と失敗の連続に見えるということだ。成功体験の数は絶対数ではなく、感じ方で決まるのだ。つまり生まれ持った性格(素質)に起因するということだ。

 

●自尊心が低くなりやすい素質とは?
では自尊心が低くなりやすい素質とは一体なんなのか?
皆さんはシュタイナーの気質学をご存じだろうか?それによると人間には大きく分けて4つの気質があり、その4つの混ざり具合である程度個性が決まってくると考えられている。その4つの中に、憂鬱質という気質がある。私はこの憂鬱質が色濃く現れている人こそが、自尊心を低くしやすいのではないかと考えている。そして私にも憂鬱質の特徴が色濃く現れている。

 

●生まれたときから気質はある
私には二人の子供がいる。同じ両親の元、同じモノを食べ、同じように育てたにも関わらず、二人の個性は大きく違っている。それも生まれたときから違いは明らかだった。上の長女には憂鬱質が色濃く現れている。長女は全てにおいて他人と自分を比べて判断する。何かにおいて自分が他人より劣っているとひどく動揺し、嘆き、落ち込む。幼いうちから「自分の価値を他人との比較によって確認しよう」としているのが分かる。それに比べて長男には粘液質が色濃く現れて見える。長男はマイペース。他人と自分を比べたりしない。だから何かにおいて他人より自分が劣っていたとしても気にした様子を見せない。まるで生まれたときから「自分の価値は他人との比較で決まるものではない」と分かっているかのようだ。又、長女は自信が無いのか、初対面のお友達や大人に話しかける事が出来ない。それに比べて、長男は誰にでも話しかける。こうした差は育て方ではなく、持って生まれたモノの違いとしか思えない。

 

●気質学について
シュタイナーの気質学の4つの気質とは、胆汁質、多血質、粘液質、そして憂鬱質だ。それぞれに一長一短があり、どの気質が上とか下とかということはない。ただし、特徴を見ると、4つの気質の中で、憂鬱質だけが苦痛を伴う気質であることがわかる。

胆汁質
長所:決断力、行動力に長けている。パワフル。結果に執着し努力できる。強いリーダーシップ。頼りがいがある。
短所:怒りっぽい。暴力的。暴君。独善的。傲慢。

多血質
長所:明るい。ムードメーカー。お調子者。興味の幅が広い。空気を読む力に長けている。
短所:飽きっぽい。集中力がない。根気がない。浮気性。移り気。刹那的。不真面目。

粘液質
長所:マイペース。大らか。穏やか。何事にも動じない。順応性がある。
短所:競争心がない。何事にも興味を持たない。やる気がない。行動が遅い。鈍感。怠惰。

憂鬱質
長所:深く鋭い洞察力。探求心がある。思慮深い。根気強い。まじめ。冷静沈着。論理的。
短所:傷つきやすい。落ち込みやすい。立ち直りが遅い。冷たい。愚痴っぽい。意気消沈しやすい。引っ込み思案。

 

この4種類で全ての人を分類出来るわけがない。この4種類が混ざるんだ。その混ざり方は無限だ。まさしく人の数だけの混ざり方があると言える。その中で、憂鬱質が色濃く現れている人が自尊心を下げやすいと私は考えている。なぜならば憂鬱質こそ「全てを疑い、じっくりと考える」気質だからだ。この力は自尊心を満たすための「直感で肯定する」という力とは真逆の力といえる。


ここまで読んで何か感じた人は下層ページを読んでください。
憂鬱質がどうやって自尊心を下げるのかについて詳しく書きます